簡単!ペットボトルを使って腹式呼吸をマスターしよう

腹式呼吸 ペットボトル

ロングトーンを御存じでしょうか。

例えば「切ないほど~~~~」と「ど」の部分の後の音を、息継ぎすることなく長く歌声を伸ばして余韻を持たせるといった部分。

このように長く音を響かせることをロングトーンと言い、歌の演出はもちろん、歌う側の高い技術力も問われます。

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ロングトーンを習得するには

ロングトーンをしている時は、息継ぎはせず息が続く限り声を出し続けていきます。

その時、無理をしているようだと、逆に聞き苦しいものになります。

皆の前で上手にロングトーンを披露するには、腹式呼吸法を練習する必要があります。

1.腹式呼吸を覚える

イメージとしては、お腹の中に大きい風船があることをイメージします。

ロングトーンを始める前、まずは空気をお腹の風船いっぱいに溜めこみましょう。

次に別の風船を膨らますかのように、息を吐きだしていきます。

その時、喉から絞り出すように息を吐きだしながら発声しては、長く声を出し続けることはできません。

姿勢良く胸を張って、なるべく息を全身から絞り出すように長く声を出していきましょう。

2.腹式呼吸のメリット

腹式呼吸は、息を吸う時にお腹を膨らませ、息を吐く時にお腹をひっこませる呼吸のことで、歌以外にも数々の良い所があります。

自律神経のバランスを整える

深くゆったりと呼吸をすることは、神経をリラックスした状態にさせます。

これによって、浅く呼吸をしている時よりもホルモンや免疫力の働きが正常化していくと言われております。

健康効果が高い

お腹から呼吸することによって、横隔膜が動きます。

そのことで、内臓の血行が良くなり、新陳代謝があがっていきます。

ですので、内臓脂肪が燃焼され血行が良くなり、冷え性が改善されていきます。

また横隔膜が動くと腹筋効果が得られ、腰痛改善へと繋がります。

声量が増す

腹式呼吸によって出された声は、非常によく通る声になります。

また呼吸量が増えることで、強い空気圧で長く息を吐くことができます。

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ペットボトルを使った腹式呼吸の習得方法

腹式呼吸を習得する為の方法の一つに、ペットボトルを使った方法があります。

まずは、空のペットボトルを一つ用意します。

1.5~2リットルのものがいいでしょう。

そしてまずは腹の底から息を吐きだします。

少し苦しいですが、これでもかと思われるくらい吐き出しましょう。

全部吐いてしまって、これ以上吐けないと思ったら、一瞬息を止めてペットボトルを口に咥えます。

そして一気にペットボトル内の空気を吸い込みます。

この時きちんとお腹から息を吸っていると、ペットボトルが潰れます。

 

ペットボトルがちゃんと潰れるかを一つの目安として、トレーニングしていきましょう。

このトレーニングは結構ハードなので、人によっては軽い酸欠状態に陥ることもあるでしょう。

頭がクラクラしたり、痛くなった時には即中止してください。

無理しない程度にトレーニングしていくことが大切です。


腹式呼吸は、声量アップへと繋がり且つ、身体への健康効果も高いです。

声量が増えればロングトーンも無理なく出せます。

また、歌う時の表現力も豊かになります。

ぜひ腹式呼吸をマスターして、歌唱力アップを目指してみてください。

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