バンドでボーカルをやれるくらいに歌が上手くなる方法
気の合う仲間同士でバンドをやる時、ボーカルをやりたいと思ったことはありませんか。
カラオケで上手く歌えたとしても、いざバンドでボーカルをやるとなると、意外に難しいものです。
ではどのような部分が難しいのでしょうか。
今回は、バンドでボーカルをやれるくらい歌が上手くなる方法をご紹介します。
バンドのボーカルとカラオケの違い
バンドを従えて歌うボーカルと、カラオケで歌う時とは、全くと言ってもいいほど違いがあります。
カラオケで上手く歌えたから言って、バンドのボーカルとして上手く歌えるとはかぎりません。
バンドの生演奏とカラオケの演奏とでは、圧倒的に音量と音圧が違います。
言うまでも無く、バンドの生演奏の方が音量・音圧共にとても大きいです。
ボーカルはその演奏に負けない様に、大きい声量で声を響かせて歌う必要があります。
また生演奏の場合、カラオケより音が取りづらい傾向にあります。
何故なら、カラオケの変わることのない単調な演奏に比べて、演奏者個人個人のクセ・個性が現れるからです。
ボーカルはそれらに引きずられることなく、あわせて歌わなくてはいけません。
また、バンドとなると観客もいて、ロックバンドのライブになると、観客の声援などに負けないように歌うことが必要です。
カラオケだと、狭い部屋プラス、マイクの性能が良かったり音量調節ができたりエコーをきかせたりと至れり尽くせりですが、ライブとなるとそういう訳にもいきません。
さらにカラオケには、ギターやドラムの音とは別に、うっすらとメロディの音が流れていますよね。
あれのおかげで音が取りやすくなったり、リズムが外れた時に戻しやすかったりしますが、当然バンドにそんなものはありません。
バンドのボーカルは、自分の歌の実力が真に問われるのです。
ボーカルで歌を上手に歌う方法
バンドのボーカルとして上手に歌を歌う為には、それなりの訓練が必要です。
ここからは、トレーニングの実践方法をご紹介します、
インナーマッスルを鍛える
まず最初にしなければいけないのは、歌える体を作ること。
安定して大きな声を出す為には、腹圧を鍛える必要があります。
腹圧イコール腹筋ではありません
腹圧はお腹の内側にかかる力で、インナーマッスルを鍛えることで効果があがります。
また体幹トレーニングは、歌う時の姿勢が良くなるのでお勧めです。
音感をアップさせる
次に必要なことは音感をアップさせることです。
音程を憶えることは、音感を上げることに繋がります。
何回も何回も繰り返し好きな曲を聞き込みましょう。
ある程度聞き慣れてくると、自然に音が出てきます。
耳で音を聞き分けられるようになれば、後は簡単です。
話す時の発音などの自分の癖を治し、しっかりとした音程で歌うように心がけましょう。
正しいリズムを取る
ボーカルを目指すなら、正しいリズムをとるトレーニングも必要です。
この場合、まずは歌を聞きながら体を動かしていくことから始めていきます。
指をトントンしたり、頭を揺らしたり、色々な方法でリズムを取ってみましょう。
色々なリズムの曲でトレーニングすることが、リズム感をよくする簡単な方法です。
表現力を鍛える
そして基本ができてきたら、歌唱力をあげる練習をします。
一言で歌唱力と言っても、ただ歌が上手く歌えるからいいという訳ではありません。
歌唱力とは表現力です。
その楽曲の世界をどのように表現していくか、激しい曲なら激しく、切ない曲なら聞き手にその切なさが伝わる様に表現していくことが大切です。
そうは言っても、今からバンドをやろうかという方にとっては、歌で表現するというのは少々ハードルが高いですよね。
大丈夫!簡単な方法があります。
歌ではなく表情で表現すれば簡単です。
悲しい歌を悲しい声色で歌うのは難しくても、悲しい表情で歌うのは誰でも出来ます。
歌詞の世界をよく理解しよう
歌詞カードの部分部分に、
楽しい
悲しい
怒り
など、歌詞から伝わる感情をメモして、それに合わせて表情を作る練習をしましょう。
ライブでは、聴かせると同時に魅せるわけですから、表情や動きで表現するのは、とても重要であり効果的です。
カラオケで歌えるからボーカルも簡単に出来ると思ってたら大間違い。
ボーカルには、聞いてくれる観客がいます。
だから、単なる自己満足ではダメなのです
上手に歌う練習はもちろん、歌を観客に魅せる・聞かせる練習も、ボーカルにとってとても大切なトレーニングの一つなのです。
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