歌が上手くなる方法~滑舌を良くする方法
滑舌が悪くて悩んだことはありませんか?
滑舌の良い人は、聞き取りやすい滑らかな話し方となり、滑舌の悪い人は聞き取りにくいもごもごとした話し方に聞こえます。
これは歌を歌っている時にも同じことが言えます。
いくら音程がとれて上手に歌えるのだとしても、滑舌が悪ければその魅力は半減してしまいます。
そこで今回は、滑舌を良くして歌が上手くなる方法を紹介していきたいと思います。
滑舌を良くする方法
早口言葉
滑舌がいいか悪いかは、早口言葉を3回ほど繰り返してみるとわかります。
滑舌の悪い人は、途中で早口言葉を言えなくなってしまうことが多いからです。
まずはゆっくりでも良いので、簡単な早口言葉をゆっくりと確実に発音していくことから始めましょう。
一つ一つの音を大切に、誤魔化すことなく話しましょう。
ミスしないで言えるようになってきたら、少しずつ速度を早め、回数も増やしていきます。
それができたら、徐々に難しいものへと挑戦していきましょう。
この練習方法は、声優さん、俳優さん、アナウンサー等の話すことを職業としている人達が、滑舌を鍛えるトレーニングの一つとして良く行っているポピュラーで効果的な方法です。
一例として練習に最適な早口言葉をいくつかご紹介します。
- 青い家をおいおい売る。上へ青い葵をおいおい植える。
- 新進議員 委員に新任、いちいち機敏に議事を審議
- 菊栗菊栗三菊栗、合わせて菊栗六菊栗
- この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけたのです。
- 抜きにくい釘、引き抜きにくい釘、釘抜きで抜く釘
表情筋をほぐす
滑舌が悪い人は、口を大きく開けずに声を出している場合が多いです。
そうすると余計もごもごとした感じに聞こえてしまいます。
まず声を出す時は大きく口を開けて発音していきましょう。
その時、顔の筋肉・表情筋の緊張をほぐし、リラックスさせることが大切です。
思いっきり大袈裟なくらい口を開いて、「あ・い・う・え・お」と言って下さい。
「あ」の時は口を大きく広げ、「い」の時は口をイーッと横に伸ばし、「う」の時はウッと口を尖らせるといった感じです。
これを10回ほど繰り返すことで表情筋はほぐれていきます。
表情筋がほぐれたら、今度は短い文を母音(あ行)だけで喋る練習をしてみましょう。
例えば、「おはようございます」でしたら「おあおうおあいあう」、「おねがいします」でしたら「おえあいいあう」ですね。
このトレーニングをした後に普通に話してみれば、滑舌が良くなっていることを実感することができるでしょう。
日々のトレーニングだけではなく、歌う前にもこれをするようにして下さい。
タングトリルを習得しよう
上記の方法で滑舌が良くなってきたら、今度はタングトリルに挑戦してみましょう。
タングトリルには、喉や声帯周りをリラックスさせる効果があります。
また喉を開く練習にもなり、音程がとりやすくなったり、高音と低音のブレを減らす効果もあります。
歌う前の準備運動として行っている人も少なくありません。
やり方としては、まず口を軽く開きます。
この時、舌を上の歯の付け根辺りに軽く置きます。
そして、「ラ」や「ル」を発音するかのように息を吐き、舌を震わせてみます。
頭の中のイメージとしては、電車の発車する時のベルの音や、電話の音でしょうか。
タングトリルとは巻き舌のことなので、あまり気負わずにリラックスした状態で行うと成功する確率はグンとあがります。
コツを覚えてしまえば簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
一般的にはあまり意識されないかも知れませんが、上手に歌うためには舌は大いに関係します。
やはり滑舌良く歌えれば、聞いていて気持ちの良いものですよね。
歌だけではなく、普段の喋りでも好印象を与えますので、滑舌が悪い人はぜひトレーニングしてみて下さい。